「南の魚4」第3話ペン入れ中
2013年10月14日の制作時間、57分30秒。マンガ「南の魚」第4巻、第3話のペン入れ中。だいたい46ページの途中まで。 インターネットの世界では、おれの日頃の検索ワードなどをもとに、コマーシャルを出してきたりするからさ、いまのおれに最適化された世界が表示されるわけで、それはそれでご親切でありがたいことなのかもしれないけど、世の中のハヤリスタリがイマイチみえてこないな。各自マイブームがあるばかりで…。 最近ユーチューブをみてたりすることを、ここでも何度か話題に出したけどさ、ユーチューブに表示されるコンテンツも、ひとそれぞれ各自のマイブームに添ったものなわけで、おれがここでユーチューブについて話題にしても、他のひとがみているユーチューブとは違うものなんだよなあ。 というようなことを考えてたら、世の中の流行っていうのが、よくわからなくなってきた。じぶんが作っているものが、売れるとか売れないとか、そういう現象についての手がかりが、すっかりみえなくなったような時代を生きているような…。 っていうのを、ネガティブに捉えて考えることもできるけど、もしかしたら、とってもキラクに作品づくりができる状況になってきたような気もしたりしてね。おれのブームとあなたのブームが、全然違うものであっても、まったくかまわない。おたがい好きにやらせてもらって、ときどき接点があったときにはよろしくねって感じかなあ。それで喰えるかくえないかってハナシはまたべつだけど。 サリンジャーが新作書いてたってハナシがあったけどさ。死んでから遺言に添って出版されることになったんだっけ?? これはうまいやりかただなあって思っちゃった。 本気で作品に向かうには、存命中に発表しないって方法もある。 まあね、いくら自意識過剰のおれでもね、サリンジャーとじぶんを重ねるほどのうぬぼれ屋ではありませんよ念のため。むしろおれは、自己満足的な世界を追求したいって思っているタイプでね。だもんだから、じぶんの作品が売れると嬉しいと思う反面、売れないからこそできる自分の世界の追求みたいなものにも憧れるという、アンビバレンツなキモチ?? そこらへんの落としどころが、ネットの各自のマイブームしか表示されない機能と、うまいことシンクロしそうな気がしてさ。なんとなくね。そう思ったりしたわけっす。 |
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