★  4月のもくじ  ★

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4月15日(木)


4月28日(水)
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99年4月15日(木)

お久しぶりです。

 こんちは、コジマケンです。しばらくぶりの更新です。ここんところインターネットからすこし遠ざかっていました。メールと掲示板はチェックしてたんだけど、ホームページのことを考えることはあんまりしていませんでした。でも、そうやってぼくがホームページから離れているあいだにも、誰かしら観にきてくださっているようですし、知らずしらずにカウンタは回っているみたい。このことを気にしはじめるととても気になってきてしまって、早く更新しなくちゃなんて思ってしまうんだけど、でもコジマはとくに超男性(スーパーマン)でもないのだからそうそう更新してもいられないということは、観にきてくれるお客さんも重々承知してくださってることと思うので、あんまり気にしすぎないようにしてのんびりしてました。
 だから、更新していなかったこの数週間のあいだに、コジマのもとになんか大きな仕事でもやってきていまごろ大忙しになってんじゃないのだろうか、なんて想像してくれたかたもいるかもしれませんが残念、そういうわけでもないのです。

 こないだ友達から電話があって、「最近なにやってんだい?」なんてきかれたものだから「いやー、ポケモンやってるよー」って答えたんだけど、そうしたら「おやおや、ポケモンの仕事がきたのかい?」なんてきかれてしまった。ちゃうちゃう。
 確かに、コジマの周辺でも知り合い関係をたぐっていくとポケモン関連の仕事しているひとが数人いるらしいのだけど、ぼくはやってません。遊んでるんです。先日ようやく四天王を倒して、一応のエンディングを観ました。あー面白かった。ようやくすこし気持ちが落ち着きました。コジマの場合、こういうゲームをいったん始めてしまうと一通り終わるまで、いままでの生活スタイルがぼろぼろになってしまうんです。なんにも手がつかなくなってしまう。気をつけなくちゃと思いつつも、そうやってどっぷりハマるからこそこのテのゲームは面白いともいえるのだから、けっきょくなにかを犠牲にしなくてはならず、そのことでホームページの更新が遅れたとしてもそれはそれできっとよいことなのでしょう(うんうん)。でしょ?


 以前ぼくは、瞑想っていうのがやってみたくて何度か練習していた時期がありました。ヨガの本とかそういうのを数冊買ってきて、にわか仕込みの知識で適当に部屋でひとりですわっていただけなんですけどね。
 瞑想って、リラクゼーションとか精神集中とか健康などに効果あるっていうけれど、そのほかにも、不思議な幻想世界にイッちゃったり、人生悟ってしまったりとか、いろいろ面白そうなことが起こってしまうっていわれているでしょ。クスリでトリップするよりもっとすっごいことになってしまうって。ぼくも当時そういうすっごいトリップがしてみたかったんです。
 そんなわけで毎日まいにち静かな夜の時間帯に、ひとりであぐらかいて30分くらいじっとしているっていうのを繰り返していたんです。座って呼吸を数えたり、眉間に集中してみたり、マントラ唱えたりと瞑想の本に書いてあることいろいろやってみたんです。だけどこれが全然面白くならない。瞑想したぞっていうような手応えのようなものがいつまでたっても湧いてこない。本格的な瞑想ではないから、幻想世界に行くのは無理としても、せめてリラックスでもできればとか思っていたのだけど、とにかく背骨が痛くなってしまってだめ。30分くらいそのままの姿勢でいたあと体を動かすと、なんだか不快な背中のゴキゴキ感が残ってしまう。なんでこんな姿勢でリラックスできるのか、すごく不思議になってしまいました。
 とにかくその蓮華座、アーサナとかいう座る姿勢が不快で不安定でいやになってしまったので、そのうち瞑想はあきてしまってやらなくなりました。ときどき寝るとき布団のなかで瞑想しているようなつもりになるとよく眠れるので、寝付きの悪いときなんかに、寝るための瞑想をするくらい。本格的な座る瞑想のことはもう忘れまてしまいました。ぼくには向いてないのだろう。
 それでつい先日のことなんですが、親戚のお坊さんがうちに遊びにきてくださいました。ぼくより若いお坊さんなんですが、バイクのうしろにカノジョのっけてやってきました。それで、ちょっと座禅の話しになりまして、コジマもちょっとマネゴトはしたことあるんだけどなんて、うえに書いたようなことお坊さんに言ったんですよ。とにかく蓮華座に座る姿勢が不安定でつらくてあきらめたと。そしたらお坊さん、こうやるんですよって教えてくださった。
 お辞儀をしたような姿勢から、そのままうえに持っていって、背骨を腰骨にのっけるようにすると、安定して何時間でも大丈夫になりますよ。
 そんでぼくもやってみたんです。うまく言葉にしにくいけれど、背骨をぐいっと反らして、お腹を突き出すような、おしりを後ろから持ち上げるような姿勢で、二つ折りした座布団に座って、腰骨のうえに背骨を立てるんです。その格好で、からだのちからをぜんぶ抜いてしまう。そうすると、あれれーっ、見事に安定してしまった。すっごいびっくり。こういうことだったのー。
 お坊さんとカノジョが帰っていったそのあとも、ひとりで蓮華座をしばらく試していたのですが、この座りかた、いったん安定してしまうとじつに気持ちがいい。すらりと姿勢は正しているにもかかわらず、体のちからは抜けている。しかももうほとんどふらふらしない。こんな座りかたがあったんだなあ。古くからこの座りかたがよいとされてきたのも故なきことではなかったのだと、いっぱつで納得してしまいました。
 そんなわけで、いままた毎日座っています。こんどは瞑想と呼ばず、座禅といったほうがよいのかな。幻想世界はまだまだだけど、リラックスできるのは本当。いやいやこりゃ面白いですよマジで。

 そうそう、幻想世界といえば、まえにも書いたことだけど、コジマは幽体離脱の練習っていうのをしていたことがあります。これもまたいろんな本に書いてあったホントかウソかわかんないようなことをいろいろ試してみて、けっきょくたいした成果は得られずに投げ出してしまったことなのですが。
 そのいろいろな方法のなかのひとつに、ヘミシンク・システムっていうのがあります。これは波長を変えたふたつの音をヘッドホンで左右に振り分けてひとつの音として聴くというもの。左右の耳はそれぞれ右脳と左脳につながっているから、両脳べつべつに聴いた音をひとつの音として感知することによって、ふたつの脳をつなげる効果があり、それが幽体離脱をうながすっていうことらしいんです。
 それで当時、ぼくはそのヘミシンク・システムっていうのにとっても興味を覚えてしまいまして、その音源をなんとか入手できないかなーなんて思っていたら、それ東急ハンズで売ってたんです。パーティーグッズとか売っているコーナーで。「サウンドLSD・幽体離脱体験」っいうCDなんですが(笑)。
 で、そのCD買ってきて、ヘッドホンで試してみました。音としては、昔のシロウト・テクノ・バンドみたいな、アナログシンセっぽい音が低音リズムに乗って出てきて、キーホードの横についてるレバーをでたらめにぐるぐる回しているだけのようなものでした。なんだかこういうの聴きながら真面目に幽体離脱しようとがんばってリラックスしている自分が妙におかしくって、どうもクスクス笑ってしまって、けっきょくぼくはそのCDでも離脱はできなかったんですけどね。これはもう5年以上まえのハナシです。
 で、こないだのことなんだけど、さっきも書いた親戚のお坊さんにそのCDのこともちょっと言ったんですよ。そしたらお坊さん、とっても興味を持ってしまって、そりゃちょっと聴いてみたいっていうから、いまその「サウンドLSD・幽体離脱体験」のCD、禅寺のお坊さんに貸し出し中です。さて、お坊さんはヘミシンク・システムによって幽体離脱ができるかどうか、ただいま結果待ちの状態。これ、めちゃめちゃ楽しみでしょ。そのうち結果報告しますから、待っててね。
 しかしそのお坊さん、すでに座禅の修行でいろいろな幻想世界を体感してらっしゃるようでもあったから、そこにこんなヘンテコCD加えてどうなるというのかしらん‥‥。まあいいか、そのうち結果が聞けるだろう。

 そんじゃまたねー。



99年4月28日(水)

 イェーィ!!

    みんなー、すわってるかーい!?


 こんちは、コジマケンです。
 こないだ書いた座禅のハナシの続きなんですが、コジマは先日覚えたこの蓮華坐っていう座りかたがとっても気に入ってしまいまして、いまのところ毎日座っています。座っていることによって、なにかすごいことがおきてしまうような体験はまだなんにもないのだけれど、そういうことは抜きにして、ただただこの座る姿勢が面白くってそればかり楽しんでおります。
 まあそんなかんじなもんだから、きっちりした精神修業としての座禅には全然なっていないんですね。いつのまにか音楽聴いたり煙草ふかしたりしながら座っている。こういうのって不良高校生みたいでいいでしょ。こういうやりかたでは悟れるわけないですけどね。それでもいいんですコジマの場合は。
 それから、毎日座っていたおかげか、とても体調がよくなってきたみたい。健康にもいいってホントかも知れない。いままで少し便秘気味だったのが治ってきました。へー、やっぱ違うもんだなーって思った。
 そこでケン先生、グッドアイデアひらめきました。
 便座で座禅、できるかな。
 いやはや、これ、うまくいけば一石二鳥だと思ってやってみたんです。便座のうえで座禅。でもやっぱ便座って不安定でとっても怖い。それから普通の床だったらおしりの下に二つ折りにした座布団を入れて、足との段差をつけていたのが便座だとできないでしょ。ここらへんを工夫しなくちゃいけないなあと思いました。それからちからの入り具合の問題で、はたしてこの態勢でうまく用が足せるかどうかもちょっと不安でね、うまくいけそうだったら、なんか座布団うまいこと工夫してやってみてもいいんだけど、それで万が一汚しちゃってもなんだしなー‥‥。
 というわけでこれは断念。
 それから、座禅をしながらヘッドホンで音楽を聴くとして、どのCDがいちばんトリップできるかっていうのもいま実験中。でもこれは最終的には好きなものを聴くのがいちばん気分がいいんだろうな。曲の調子がしょっちゅう変わるようなのはちょっと辛いけど。あんまりびっくりするような展開のない音楽のほうがいい。
 そういえば、ずっとまえにテレビで観たんだけど、とある書道家のひとで確かレッド・ツェッペリン聴きながら座禅して、精神集中してから字を書いてんの。そういうのちょっと面白かったんだけど、ツェッペリンの曲って割とびっくりするような突然曲調がかわる展開が多いと思うんだけどどうなんだろうなー。集中に向いているのかなー。いつか試してみようかなー。コジマはツェッペリンも大好きなんだけど、フェイントかけるような曲が多くてスナオに踊りにくいってのがちょっと苦しいのだ。
 とまあこんな調子でなんだかバチアタリなコジマの座禅修業は続いております。はたしてこんなやりかたしてて得るものが何かあるのでしょうか。
 コジマオリジナルで、新蓮華坐ってのを発明してみたいなー。


もどりますか。