Ю ・ 11月のだらだら書き ・ Ю

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99年11月9日(土)

日記風にさらなるだらだら。


11/1はライブ終わってくたくたしてました。

 10月31日のメテオールのライブに、ゲストで落書き出演いたしました。来て下さったみなさんありがとう。
 以前にもコジマはパラペッツ、カズウ、デコレッタなどのライブのバックで落書き出演したことあるのですが、たしか3年ぶりくらいの今回は、絵をかくほかにも、アニメーション制作や、カキワリ、オブジェなどいろいろやらせてもらったので、じつは肝心のライブ当日になって、そうとう肉体的にヘトヘトな状態になってしまいました。元気にニコニコ絵をかくつもりだったのだけど、ちょっとけわしい顔でくたくた動いていたみたい。メテオールのメンバーも、そうとうくたくたしてたと思うのだけど、ライブ始まるとちゃんと元気に動きだしてた。そういうところはやっぱみんなすごいなーと思った。
 そのほかぼくのなかでのトラブルいろいろあったのですが、総合的には盛りだくさんで楽しいライブでした。つぎはもうちょい元気に行こー。


11/2はムサ美の学園祭に遊びに行きました。

 昼間はひとりでムサ美に行って、いろいろ学生さんの展示を観てまわりました。アニメーションが面白かった。いまはコンピュータがあるから、学生アニメでもすごいことができる時代なんだなーとびっくり。
 子供の頃、ムサ美に遊びにいったときはもっとショボいアニメばっかだったはず。8ミリフィルムに鉄筆で一生懸命キズつけて光線出してる宇宙人とか、そういうのばっかだったものなあ。

 夜は友人あわせて3人でまた行きまして、展示物のある建物はもう閉まってしまったから、今度は模擬店で酒飲んだりお好み焼き食べたり。
 そのあと鷹の台の中央公園で、毎年ムサ美の学生さんがやっている野外彫刻展を観る。ぼくはすでにビール飲みすぎててそうとう酔っぱらってたから、もしかしてあちこち作品におしっこひっかけてたかも。学生さん、撤去のときは注意してくださいね。


11/3はパゾリーニの「ソドムの市」をビデオで観た。

 いっぺん観てみたかった「ソドムの市」をようやく観ました。少年少女がたくさん集められて、さまざまな異常性行為をさせられるというヘンな映画。いま観るからか、そんなにエッチな雰囲気はなかった。性的にそそる映画ならほかにいくらでもある時代。だからそういうんでなくて、たくさんの少年少女たちが真っ裸で奴隷にされいるっていう風景が妙に怖くてそういうとこが良かった。けどボカシ多すぎ。みんなが犬になって引っぱり回されている光景なんて画面半分モザイクでなにがなんだかわかんない。なんだかシラける。こういうのなんとかなんないかなー‥。
 そういえば、ずっとまえ観たゴダールの「カルメンという名の女」の最後のほうで、トイレで男女がセックスしているらしきところでボカシかかってんだけど、そこに解説文が入ってくるのがあった。「これは性行為ではありません。男性が性器を立たそうとしているところです」とかなんとか。ボカシのおかげでそんな解説入れなきゃなんなくなって悲しいところが爆笑シーンに変貌。
 まあいいや。


11/4はなっちゃん主演の「がんばっていきまっしょい」をビデオで観た。

 これ、高校の女子ボート部のお話し。年代的にぼくよりちょっと上の時代設定なので、女の子の髪形やファッションなど懐かしい雰囲気。あの時代の高校生って地味だなーって思ってしまった。聖子ちゃんの流行るちょっとまえくらいの時代設定かなー。
 青春運動映画って、基本的に大好きで、これもとても良かった。


11/5はビビンバ食べて、ビデオで「アベンジャーズ」を観ました。

 仕事帰りに早稲田通りをスクーターで走ってたら、「ビビンパ」っていう店をみつけた。松屋とか吉野屋みたいな雰囲気でビビンバ売ってる。こりゃ面白いやってんで、さっそく入った。
 ぼくはこの料理のことは普通「ビビンバ」っていうと思ってたのだが、ここでは「ビビンパ」っていうらしい。どっちが正しいのか、なんかちょっと不安になりつつキムチビビンパを食券注文。それみて店員の女の子が「キムチビビ1丁!」っていってた。店員さんも「ビビンバ」と発音しようか「ビビンパ」と店の表記にならうか迷ったあげく、「ビビ」で終わる省略発音しているのかなーとか、おそらく間違っている想像をしながらキムチビビをいただきました。

 「アベンジャーズ」は、オシャレなスパイ映画。悪役でショーン・コネリーが出てきて、007みたいなんだけど、もうちょい大英帝国な感じ。大好きな雰囲気なんだけど、ちょっと物足りなかった。カッコ良くキマリすぎなのかな。あんまりドラマがないかんじ。


11/6は仕事中。

 どっこいしょっと。


11/7は水泳の本を買いました。

 こないだのライブでつくづく体力不足を痛感したので、やっぱり泳ごうかと思って、水泳の本を買ってきた。ぼくはマニュアル人間。どうしたらいいかわかんないときはとりあえず本を買うのだ。
 こないだも書いたけど、ぼくの平泳ぎは一見イヌカキ風だということに気がついてから、もう恥ずかしくて市民プールに行くのはやめていたのだ。だってみんなスイスイ泳いでいるなかで、ぼくだけイヌカキなんて耐えられないものなあ。やっぱ泳ぎはクールにキメたいもの。
 たぶん息接ぎがうまくできれば、一応泳いでいる格好はできるんだと思うんだ。そうすりゃもうイヌカキ・オンリーじゃない。ちやんと平泳いでるようにみえるんじゃないかなあ。
 いまはとりあえずプールに行くまえの自宅でイメージトレーニング中。マニュアル参考にしながら。


11/8は泳いでみました。

 水泳マニュアルによると、顔を持ち上げる瞬間に息を強くはくらしい。で、その反動で息を吸うんだって。知らなかったんだけど、平泳ぎってのは、1ストロークに1呼吸が基本だってんだけど、それって、呼吸のしすぎじゃないの? そんなに息継ぎしてたら泳げないよ‥‥。
 とかなんとか考えながら、プールに行きました。全然泳げない。呼吸のタイミングがうまく合わなくて、水飲んでばっかり。これ、おぼれてるみたいにみえるかなー‥。どうも市民プールにひとりで行って、ひとりでおぼれてると、ひと目が気になってしょうがない。
 そのうち女の子の集団がやってきてしまったので、見栄っ張りなぼくはもう平泳ぎの練習は終了。残りの時間はプールのなかで歩行練習。ほかのひとの泳ぎ見ながらイメージトレーニング。そうか、ケノビした状態で少し待ってから水をかくのだな。そうやって、1ストロークをゆったりやれば、呼吸もできるってもんかも知れない。なるほど、いままでのぼくの平泳ぎがイヌカキ然としていたことの原因もなんとなくわかってきたぞ。


99年11月18日(木)

PART 2


11/9は、コジマケン35歳になりました。 石焼ビビンパ食べました。

 また仕事の帰りに高田馬場のビビンパ店で、今度は石焼野菜ビビンパっていうのを食べました。焼いた石の器に野菜ビビンパが盛られているんだけど、素早くまぜないとどんどん焦げていってしまう。まぜながら食べているうちに、なんだかチャーハンになってしまう。ちょっと期待はずれ。ふつうのビビンパより石焼の器ぶん100円高いのだけど、けっきょくチャーハンになってしまうのなら、ふつうのビビンパのほうがぼくは好きだなあ。でもそれ注文しているお客さん多かったから、評判はいいのだろう。ぼくの趣味の問題。
 それにしても、ビビンパなんだっけか、ビビンバなんだっけか‥‥。どっちで書けばいいのか、だんだん不安になってきた。間違いだらけのだらだら書きコーナーだからどっちでもいいんだけど。

 そうそう、35歳っていうと、四捨五入して40歳だぞ。威張れる。えらい。ヤッホー。


11/10は、平泳ぎ不安定ながらも25メートル大成功いたしました。

 そんなわけで、水泳マニュアルで覚えたことを生かそうと、また市民プールに行って、平泳ぎの練習。こんどはちゃんと、1スクロール1ブレスで、25メートルなんとか泳ぐことができました。
 そんときゃは大喜びだったんだけどなあ‥。


11/11は、目が覚めたら大腰痛になってしまいました。

 朝、目覚めると、あまりの腰の痛さに立つことすらできないありさま。いったいどういうわけ?
 で、壁づたいに歩いてって、ぼくにはかなり小さいママチャリ乗って、近所の接骨院で診てもらった。電極くっつけるようなマッサージしてもらって、テーピングしてもらって、湿布貼ってもらって、帰ってきた。ギックリ腰かと思って怖かったけど、3・4日でよくなるようなこと、先生言ってはいた。単なる腰痛ってことなのかな。

 あとで聞いた話しでは、平泳ぎは腰にはあんまりよくないんだって。ぼくは、水泳ってのは、ジョギングみたいなのと違って、体に無理な負担のかからないスポーツっていうイメージがずっとあったので、すっごく裏切られた気がしてしまった。
 ずっとまえ、ジョギングにハマッてたとき、やっぱり膝を痛めてしまって、お医者さんに、あんたはジョギング向いてないから、ほかのスポーツやったほうがいいよって言われたことがあったっけ。あんときはすぐ納得できた。ジョギングは、ひとによっては無理がかかるとよく聞いていたからなあ。


11/12、大腰痛続行中。本読んだり、CD聴いたりしながら養生中。

11/13も大腰痛。うちには姉の家族とハムスターのリリィが遊びに来たりして‥。

11/14は中腰痛。津田塾大学文化祭のフリーマーケットに出ようと企画してたんだけど、腰痛のためお流れ。

11/15も中腰痛。

11/16は小腰痛。仕事で外出。

まあそんなわけで。

 なんだかまた日記もどきにチャレンジして、やっぱり途中で飽きちゃった。まあでも今週は腰痛のことばっかりですね、ほかにもいろいろあったかもしれないけれど、もう腰の痛さでなにもかもすっ飛んでしまった。
 いまはまだ近所の接骨院にかよってます。
 この大腰痛、最初の2日間は、ほんとにまともに立てなくなってしまって、もうこのまま治らないのではないかと、びくびくもんでした。お医者さんは「3・4日で良くなってきますよ」って言ってたんだけど、でも次の日もまともに立てなかったりすると、やばいっ、こりゃきっと誤診だったのかもなんて思ったりした。おそらくこのまま立てない日々が、まだまだ何か月も続くに違いないなんて思った。でも通っていたら最初の診断通り、3・4日でだんだん良くなる気配が見えてきたので、やっぱりお医者さんの言ったことが正しかった。
 いま通っている接骨院のお医者さんは、なんだかぼくに対しては無口なひとで、おじさんおばさん相手には、いろいろ話しがはずんでるのが聞こえてくるんだけど、ぼくだと毎日ほとんど、ニコニコしながら「どうぞ」と「はい」と「じゃあ480円」しか言ってくれない。初日にぼくから「昨日水泳したら腰が痛くなってしまいましてー」なんてなことちょこっと言ったくらいの申告で、よくまあちゃんと診察治療ができるものだなあ。
 お医者さん、毎日腰から背中にかけて、手でさすってくれるんだけど、そういうことで、こいつがどれくらいの腰痛かっていうことがわかるのかな。わかるのだろうなあ。どこが違うのだろう。ぼくがこのお医者さんに会ったのは、今回のこの大腰痛になってからなわけで、つまり、ぼくの腰が正常だったときのことはお医者さんなにも知らないわけだよね。だとしたら、どうしていつもと違う腰だぞって言えるのさ? 比べる基準がないと思わない? 思わないか‥‥、うん。
 そんで腰の治療はね、背中の下とお尻の上のところに左右ふたつずつ不思議な電極みたいなのをつけられまして、しばらくビリビリしてもらうんです。これ、へんな機械ですねえ。最初やられたときはびっくりしました。音もなくお尻のあたりがビリビリし始めるんです。腰が壊れてしまったかと思ったくらい。
 でもまあそんな治療をしているうちにだんだん良くなってきまして、5日目くらいにはほぼ全快のような気がしてきました。ときどき痛みはあるけれど、日常生活にはそんなに支障はなさそうだ。もう通う必要ないかも知れない。ぼくとはちっとも話しがはずまない先生なので、「もう来なくていいよ」の一言をいつ切り出そうかと迷ってらっしゃるのかなーなんて思って、それじゃこっちから「明日も来たほうがいいですか?」なんて質問してみたら、先生ニコニコしながら「まだ来ればいいじゃないー」。これまた先生の診断のほうが正しくて、翌日また少し痛くなったりした(これはそのあとコジマが仕事で外出してたくさん歩いたのが原因かなあ‥)。まああせっちゃいかんな。

 11月になってからぼくは、いろんなものを整理して、必要ないものは捨てて、なるたけシンプルな生活にしていこうと思ってたんだけど、その一環として、近々ニフティサーブ(最近ニフティサーブから@ニフティって会社名変わったみたいですが)を脱会しようと思ってます。いまではアサヒネットだけでぼくのインターネット・ライフは充分な感じだし、パソ通ちっともやらなくなってしまったのに、月々1200円払っているってのもへんな感じなのでいろいろ考えたすえ、思いきってやめることにします。
 で、パソ通のほうはいいのです。でもそれと同時に、フフノカノワの掲示板のほうもなくなることになるわけです。書いてくれたかた、さかのぼって見てくれたかたはご存じかと思いますが、なんか妙な盛り上がりかたしたりして、この掲示板とっても面白かったので、すごくもったいない。なくしてしまうのはなんだか残念な気もします。いままで書いてくれたみなさま、どうもありがとうです。

 でもね‥‥、だけどね‥‥、いままでニフティをやめられなかった理由がじつはもうひとつあるのです。これはまだどうしようかと迷っていることなんですが。
 ぼくは、生まれてこのかたパソ通やるまで、クレジットカードっていうのは持ったことがなかったんです。とくに必要なものではなかったし、興味もなかった。でも、最初にニフティに入会するとき、月々お金払うためにはクレジットカードが必要だってんで、しょうがないから作ったわけ。で、ニフティにお金払うこと以外では全然用なし、毎月通帳からニフティ分だけ引き落とされるために必要なカードなの。だからさ、つまり当時はニフティ専用だって思ってたから、ニフティのクレジットカード作っちゃったわけよ、わかる? セゾンカードとニフティで出してるたしか「ニフティ・セゾン・カード」ってやつなんだけどさ(いまだ送られてきた封筒に入れっぱなしなので名前もうろ覚え)。それでそのあと、ニフティだけじゃ足らなくなって、アサヒ・ネットに入ったでしょ。で、そのアサヒ・ネットの会費もさっきの「ニフティ・セゾン・カード」で引き落とされるシステムにしちゃったわけさ、カードはそれしか持ってないんですから。それでまた近々ニフティをやめてしまうと、この「ニフティ・セゾン・カード」はどうなるの? もしもニフティ・カードもなくなっちゃうとしたら、アサヒ・ネットの自動引き落としはどうなるの? どうもここんところがよくわからない。よく考えればわかるのだろうが、ややこしい契約問題について考えることはぼくの趣味ではないから、考えずに済ませられるうちは考えない。つまりいままでそんなふうにして、ニフティをやめるかどうかについては、延ばしのばしにしていたのです。いよいよ考えなくちゃなんなくなってきたのかなあ。

 まあそんなわけで‥。

 


99年11月29日(月)

PART 3


 伝説のTSUTAYAを求めて

 ぼくはビデオレンタルは、家の近くのTSUTAYAを使っているんです。ここのTSUTAYAは、基本的なメジャー作品はひと通り揃っているんだけど、ちょっとマイナー系の作品になると弱い。大メジャーってんで「アルマゲドン」ばかりで棚ひとつ占領していたりもするんだけど、ときどき観たくなるミニシアター系の作品なんてのはほとんどないといっていい。さんたま地区のレンタルビデオ屋ってのはだいたいそんなもんかなーとも思うので、まあそれでもいいかーってかんじに納得して使ってるのだけど。
 そんで、ぼくも好きだけど、人形アニメーションなどが好きな友人がぼくのまわりにもやっぱり何人かいてさ、そういう連中と話していると、ちょいちょい「ウォレスとグルミット」のハナシになる。やっぱみんな観てる。あれはいいってみんないう。でも、じつはぼくまだ観てない。すっごく観たいんだけど、ぼくのいつも利用しているTSUTAYAには「ウォレスとグルミット」置いてないのだ。
 TSUTAYAのくせに「ウォレスとグルミット」が置いてないなんて、ちょっとおかしいんじゃないのー、ってこのハナシすると口を揃えてみんな言う。そうかもなー‥、ってぼくも思う。どうしてなのかなあ‥。
 うわさによると、はるか東方、山の手の地まで行くと、すべてのビデオの揃っている伝説のTSUTAYAがあるという。友人関係や、インターネットで調べたところ、新宿店がとてもよいというハナシだが、恵比寿店もよいらしい。渋谷に近々オープンするというハナシもある。
 いにしえのホメロスの叙事詩を真に受けて、古代都市を発掘したシュリーマンのように、あるいはアレキサンダー大王を称える伝説に過ぎなかったはずのかのアレキサンドリア図書館が、数編のパピルスとともに北アフリカの地に掘り出された奇蹟のように、古今東西すべてのビデオをレンタルしているという、まるでアカシック年代記の具現化されたかのような、幻のTSUTAYAを見つけだすことは可能なのだろうか。
 そろそろ近所のTSUTAYAに飽き足らなくなったぼくはいま、日本のシュリーマンを目指しているのだ。


もどりますか。