★  11月のもくじ  ★

Ω Ω  Ω Ω  Ω Ω  Ω Ω

11月1日(日)


11月4日(水)
11月10日(火)
11月13日(金)
11月29日(日)
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98.11月4日(水)

さてさて

 11月3日の文化の日に、ムサ美の文化祭に遊びにいってきました。コジマのうちは、ムサ美の近所なもので、小学生の頃から文化祭にはちょくちょくお邪魔してます。毎年けっこう楽しみなんだ。
 小学生の頃、ぼくはムサ美の文化祭で、ルイス・ブニュエルの「アンダルシアの犬」と、ラモリスの「赤い風船」を観ました。このふたつの映画が、小学生のぼくにはとっても衝撃的で、その後のぼくの趣味を決定づけたのかも知れないなー、なんてときどき思います。杉浦茂や横井福次郎、倉金章介などの愛すべき古本たちとも子供時代にここで出会った。
 それから、ぼくが小学生の頃のムサ美のマン研って、とってもよかったんです。毎年「自己慢族」っていう部誌を発行してて(いまも出してるのかなー‥‥)、ぼくはムサ美マン研のファンだったから、よく買ってたんです。いちばん好きだったのが、当時部長だった「望月先輩」。本名知らないけど、「望月先輩」っていう名前で、マンガかいてらっしゃった。もちろんぼくは面識ない。とうぜん「望月先輩」もぼくのことなんかご存じないでしょう。
 いつの年だったか定かでないのだけど(コジマが小6か中1くらい)、その望月先輩のかいたまんがで、テニエル風のアリスがウェイトレスやっている喫茶店に入った男の人の話があったんです。テーブルに飾ってあったひまわりが途中でアメリカに旅立ってしまったり、なんかつじつまの合わない会話がくりかえされた挙句、ラストは店を出た主人公が、風にとばされてふわふわっとして終わるっていうようなよくわかんないストーリーだったんだけど、それがすごく面白かった。残念ながら、それは「自己慢族」には収録されていなくて、しかたないから展示室に貼り出されていた原画をなんどもなんども文化祭終わるまで繰り返し読んでいたのを覚えています。
 このホームページにある「動物園です。」というぼくがかいたまんがのラストシーンは、はっきりいって「望月先輩」のそのまんがの真似です(笑)。オープニングは横井福次郎の「不思議な国のプッチャー」を真似したつもりだったんだけど(笑)。
 コジマは、とある雑誌でプロデビューしたとき、審査員の先生に、おまえのまんがは佐々木マキの真似であってこういう漫画はけしからんと、まったく身に覚えのない酷評をされてしまったんだけど(あのときはびっくりした-‥‥)、いちばん衝撃的に影響を受けたまんが家といったら、やっぱりムサ美の「望月先輩」をおいて他にありません。「望月先輩」がいたころのムサ美のマン研は輝いていた!!
 つい数年まえのことだけど、コジマは遺跡発掘のアルバイトをしてました。発掘のバイトのひとたち、なぜか美術系のひとが多くて、芸大卒やムサ美卒のひとたちがエンピ持って走りまわったり、遺跡の図面書いていたりするんです。で、そこで知り合ったかたのホームパーティーに招待されておうかがいしたことがありまして、そのときたまたまムサ美卒のぽんちさん(いかれぽんちのぽんちさん)という女性もいらしてて、奇遇にもそのかたは「望月先輩」の後輩にあたるかたでした。
 「望月先輩知ってるよー。わたし、望月先輩好きだったのよー。」と、ぽんちさん、酔っぱらってていってることがよくわからない。「望月先輩って、いまなにやってんですかー」と聞いたのだけど、「あのひとはダメなひとでねぇー」。「はぁー、そうですかー」。ぼくの持ってたパイロットのHI-TECボールペンぶっこわして、「あー、インクがこんなとこにもあんなとこにもー」床にインクを飛び散らかして、「望月先輩って、いまなにやってんですかー」「あのひとはいいひとでねぇー、数年まえまでは年賀状出してたんだけど‥‥、あー、面白いよ、どうしてインクがこんなとこにもあんなとこにも‥‥」。「はー、そうですかー‥‥」。
 まあこんな調子で、あこがれの「望月先輩」の行方はわからずじまいだったのでした。はー‥‥。

 ぼくはムサ美の文化祭は毎年だいたいひとりで見物に行くものだから、傍観者的になってしまいます。ひとりで祭をみるっていうのは非常に盛り上がらない。ほんとはにぎやかに行きたいのだが、なんだかんだで今年もやっぱり静かな傍観者になってしまった。去年はそれでも模擬店やってるお嬢さんがたが、うどん買いませんかとひと声かけてくれたのだが、今年はそれすらなかった。なんかかなり孤独で寂しかったぞ。
 だから結局あっちこっちの展示を見て、ライブハウス覗いて、ヨシンバの演奏聴いて帰ってきたってかんじ。
 展示ものは毎年学生さんらしい、よくわかんない世界(?)が殆どなんだけど、わかんないなりに好きな雰囲気なので楽しい。みんなへんなこといろいろ考えてんだなーって思った。
 わかりやすいところでは、ポストカードいろいろ売ってる部屋があって、この手のものはコジマにも入りやすい世界だから、思わず3枚買ってしまった。1枚80円。くそっ、うちより安いじゃねえか。いま手元にあるカードの名前みると、「Makio@Takahara」さんのが1枚、「Kazuhito Itoh」さんのが2枚。あと、買わなかったんだけど、Marieさんというかたはまえにネットサーフィンしてるときに見かけた覚えがある。たしかマリエチャンネルとかいうホームページだったなー。彼女のカードは販売用のではもういいのが残ってなかったんで買わなかったんだけど好きなタイプ。(ここらへんまったく無許可で名前だけ紹介しちゃってます。作家たるもの知らないところでウワサ話されることは光栄なことと思って勘弁してくださいよー)
 でもでもいちばん気になったのは、このポストカード、たぶんパソコンに接続したプリンタで刷ってるものが多いかんじだったんだけど、それがなんかうちのプリンタよりも全然性能が良さそうなの。学校のプリンタなのかなー。うらやましいぞー。もしもこのホームページ、ムサ美の学生さんが見ていたら、夜中校舎のカギ開けといてくんないかなー。忍んで行くよ。
 あとほかは、マン研の部屋にも行ったんだけど、昔のぼくが好きだったころのマン研とはなんか全然別のものになっちゃってた。ここ10年くらい以上かな、そんな印象。べつにマン研だけじゃなく、まんが界全体が昔と違うかんじだからしょうがないんだけど。いいとか悪いとかじゃなくて‥‥。

 まあそんな感じ。

 来週は津田塾女子大の文化祭だ。こっちはもっと近い。歩いて5分。家で寝てると祭の音が聞えてくる。暇だったらまた行こうかなー。昔の津田塾の文化祭は、後夜祭のライブがけっこう楽しみだった。ぼく好みのミュージシャンがよく来ていて、演奏がタダで見られた。最近はどうなんだろう。
 街道ぞいのフェンスにはX−GUNが来るようなこと書いてあったなー。バッツグーンッ!!ってやるひとたちだよね、知ってる。


 はなし違うけど、こないだ the R-A's siteのちなつさんが、いまコンビニで売ってるプリンでアリスのマグカップが当たるよって教えてくださいまして、それ買ってきました(笑)。150円の焼きプリンで、もれなくもらえるって書いてある。このもれなくっていうのはきっとアリスのマグカップだけでなくて、テーブルウェアの場合もあるのかなー。ひとつ1点の応募点数なんだけど、何点集めたらもらえるんだろう。そのへんのことが書いてない。うーん‥‥、もっとよく調べなくては。
 よーし、集めるぞーっ。

 じゃーねーっ


もどりたい?




98.11月10日(火)

まったくだぁー。

こないだ書いた焼プリンは25点集めると、マグカップもらえるんだって(ちなつさん情報)。



 さて、ホームページってつくり始めるとなんだかとても忙しくなります。暇な時間がなくなってきます。正直いってこのホームページはそれほどマメに更新してるほうではないと思うんだけど、でもホームページつくるまえののんびりした生活にくらべると毎日があわただしく過ぎていってるような気がします。じぶんのページを毎日更新してるひとってすごいなーと思う。ぼくにはとてもできない。
 こないだまんが関係の検索エンジンにこのホームページを登録申請してみました。みっつほどの検索サイトに申請を出してみたんだけど、どうなるかしらん。載せてくれるとうれしいなー。
 そういえば、ずっとまえにヤフーにも載せてもらいたくて2回ほど登録申請してみたことがあるのですが、2回ともボツだったのであきらめたことがあります。やっぱ大きいところは審査がきびしいのかなー。カテゴリの問題でぼくが申請のやりかた間違えてたりする可能性もあるけれど(単なる個人ホームページで申請したんだけど)、このフフノカノワのホームページ、思い通りにばんばん更新できているわけではないので、まだまだ内容薄いのかもなあ‥なんて思いました。最近のまんが家さんたちみんな絵うまいし‥‥。
 どっちにしてもインターネットの世界はいろんなひとがハイテンションでいろんなことやってんので、コジマのような中途半端な人間のつくったホームページはなかなか掲載されないみたい。精進するしかないかー‥‥。

 じぶんでも思うんだけど、このホームページはほんとに工夫が少ない。ぼく自身があんまり見せるための工夫が好きじゃないっていうのもあるけれど、でももしかしたらけっこうそういうので見劣りしてるかもしれない。よっしゃ、今日は反省会だ(笑)。
 見劣り・その1、アイコンがない。
 できるだけ早く読み込みができるようにと思って、アイコン画像使わずに文字クリックだけで移動できるようにしようと最初に決めたんです。遅いモデムでもできるだけ見られるようにしたかったのだ。
 このホームページつくるときの最初のコンセプトが「工夫とスクロールはしなけりゃしないほど良い」と「1ページに画像はひとつ」でした。でもつくっていくうちに、このだらだら書きのようなコーナーができちゃったので、公約違反ですね、ここはめちゃめちゃスクロールしてるし、画像も複数。
 見劣り・その2、GIFアニメがない。
 ときどきGIFアニメもつくってみようかなーなんて思うときもあるのですが、どうもぼくはそういうのにあまり興味がないみたいで、いまのところやってない。重くなるだけのような気がしてしまう。でもそのうちつくってみようかな。
 見劣り・その3、だらだら書きが本当にだらだらしている。
 これは数人のかたからもご指摘いただきました(笑)。実際ほかのひとのホームページみると、もっと上手に文章のレイアウトが出来ているのだけど、それがどうやったら出来るのかコジマにはよくわかんない(笑)。不勉強。
 このだらだら書きのコーナーはテキスト書類にただ書いているだけの、正真正銘のだらだら書きなのだ。言い訳しませんとも。
 見劣り・その4、むずかしいHTMLを使っていない。
 このホームページをつくるにあたってぼくが買った本は1冊、中経出版発行、「2日間でステップ指導 Macでやさしくホームページづくり」(小沢真由美・著)。この本すごく便利なんだよ。コピー・ペーストでHTMLが使えるフロッピーのおまけがついてたんだ。ほんとに2日間でホームページつくれるようになる。作成ソフトなんかいらない。ぼくはこれ1冊あれば充分って思っちゃった。そのかわり、ほんとに基本的なHTMLタグしか載ってない。ブラウザがいくつかの小窓に分かれるような書き方もでてないし、音楽の鳴らしたかもでてない。せいぜい基本的なテーブルとGIFアニメのつくりかたくらいまでしか掲載されていないのだ。
 実際、この本は初心者向けの初歩的な本であることに自覚的で、ホームページをつくれる必要最小限のタグしか載せていないようなこと書いてあったけど、でも、ぼくとしてはそれで充分なんじゃないのって思っちゃった。
 つまりぼくの場合、絵とか文章が内容なんです。HTMLの仕掛けは単なる見せかたの問題。だから仕掛けはシンプルでわかりやすいほうがいい。仕掛けに興味あるひとにとっては、さまざまなHTMLこそが内容なのだから、多いに工夫すべきだと思うけれど、ぼくの場合きっとあんまり必要ないと思っているのだ。

 というわけで、反省会のつもりが、自己肯定するための言い訳みたいになっちゃったな。これでいいや、気にしない。


 うえの文章書いてから、登録してきたまんが検索サイトに確認に行ってみたら、みっつのうちひとつだけもう載せてくれていました。さすが、対応はやい、サァーファーズ・パラダイス。
 でも、じつはコジマは大失敗してました。このホームページは「衛星経由フフノカノワの冒険」ってんですけど、登録するときに急いでたのかな、「衛生経由フフノカノワの冒険」って表示されてた。みっつのサイトに続けて登録してきたから、きっとほかでも「衛生経由フフノカノワの冒険」って書いちゃったと思うな。
 まあ衛生的でそれもいいかな。うん、満足まんぞく。


もどる?

13日の金曜日、ばばばーんっ

あいかわらずの武者修行でござる。

 もう何度も書いてますが、このコーナーはいつもとっても恥ずかしい。毎週まいしゅう書いてることがなさけない。ぼくはまたまた今週も先週の作文の削除衝動にかられています(笑)。なんかへんなこと書いちゃったかなーなんて思うとすぐに削除したくなってきてしまうのだ。
 いままではだいたいそういうときは次の日くらいに消してしまっていたのだけど、でももうそろそろ削除はやめようかなあとも思います。なんか消してもけしても似たようなことくり返しているので、削除しただけじゃ駄目みたい。こりゃコジマの根本的な性格に問題があるに違いない。削除するよりこのとっても恥ずかしいだらだら文章をいっぺんかみしめてみるようにしよう(笑)。
 ここはいい加減な文章を適当に書いて載せてしまっているコーナーなので、知らず知らずにじぶんの欠点なんかとも向きあわなくちゃなんなくなってきた。ひとに見せるあてもなくこういう適当な文章を書くなんてことは以前からよくやってたんですが、その時には気がつかなかったじぶんのいろいろな欠点がワールドワイドに発表してしまうことで、すごく気になるようになってきました。きっとそういうのは良いことなんでしょう。削除はできるだけしないようにするけれど、昨日の文章は昨日のものですからね、今日はもうちょっとマシなものでありますように。


 こないだの9日にコジマケンは34歳になってしまいました。お祝いメールくれたかたがた、どうもありがとう。
 誕生日はね、とくにお祝いはしなかったんだけど、なんかじぶんにプレゼントでもあげようと思ってさ、プレステのソフト「Dの食卓」を買ってしまった(笑)。2800円の名作シリーズ。
 ほんとはゲーム屋行って、「ときめきメモリアル」と「Dの食卓」と、どっちを買うかすっごく迷ったんです。両方とも名作シリーズで2800円だったから、どっちでも良かったんだけど、でもじぶんの誕生日にじぶんでじぶんに恋愛シュミレーション・ゲーム「ときめきメモリアル」をプレゼントするのって、あまりにも悲しいことのような気がするでしょ。それで「Dの食卓」にしたんです。
 しかし、この「Dの食卓」、2時間ぶっとおしでやらなくちゃなんないゲームなので、ときどきしかできないですね。セーブができないので、暇な時間にちょこちょこ遊ぶつもりだったんだけど、やるまえにまず2時間余裕があるかどうか確かめなくちゃいけないのだ。そんなわけでコジマはなんとか時間つくって2回やりました。1回目は途中でタイムオーバー、2回目は一応最後までできたけど、でもまだ全部できたわけじゃないみたい。全部できるとどうなるのかな。本当のラストがみたいのだけど、3回目も2回目と同じ結末になってしまったらその2時間が勿体ないような気もするから、まあしばらくはやらないでしょう。
 最近のゲームはいろんなのがあるんだなーなんて思ったけど、2時間ぶっとおしでやらなきゃならないのはきっと映画のような感じを狙っていたからなんだろうなあ。でも基本的にはひとりの主人公の2時間の動きを2時間追いつづけるだけだから、映画とはずいぶん雰囲気が違う。ひと昔まえに流行ったゲームブックのような雰囲気を感じてしまった。これはべつに悪い意味じゃなくて。
 時間と場所が限定されているとゲームになりやすいのかなー、なんてこともちょっと考えた。なんかそういう意味では「アメリカン・グラフィティ」とか「理由なき反抗」とか、ゲーム化しやすいかなーとか思った。でも売れなさそう。あと、ジム・ジャームッシュの映画もすごく限定された空間や時間を使っているものが多いから、ゲームにしやすいような気がした。でも売れなさそう。勝手なシロウトの考えだけど、時間と場所が限定されていることに加えて、もうひとつ、主人公が必死じゃなきゃゲームって成立しにくそうだもの。ホラー映画のようにせっぱつまった状況じゃなくちゃこういうゲームはたぶんやる気しないだろうなあ。


 そうそう、映画といえばぼくはエリック・ロメールの映画が、ここ数年とても気になっているんです。エリック・ロメールの映画はずいぶんまえに「レネットとミラベル四つの冒険」をビデオでみてとても感激したんだけど、その後「海辺のポーリーヌ」をテレビで断片だけみて、あとは最近「パリのランデブー」と「夏物語」をビデオで借りてみたくらい。ほかはたぶんみてない。
 なんかエリック・ロメールって、ヨーロッパでは巨匠らしいのだけど、日本ではあまり話題になったような話を聞いてない。友達関係でもエリック・ロメール知らないひとが多い。レンタル・ビデオ屋でもあんまりそろっていない。これがぼくは不思議でしょうがないんだけどなー。こんなに面白いのにどうしてなんだーっ。
 まあたしかにヌーベルヴァーグの映画っていうことでは(厳密には違うらしいんだけど)ゴダールやトリュフォー、ルイ・マルなんかのほうが時代的で人気あるのはわかるけど、でも長い目でみたらエリック・ロメールのような映画のほうが普遍的に共感できるのではないかしらん。3本しか観てないのだからコジマもまだよくわかっちゃいないんだけどさ。
 そういえば、このホームページに遊びに来てくださるお客様のなかには、フリッパーズやトラットリア、往年のチェリーレッドなどの音楽をお好みのかたがたがけっこういらっしゃったようなので、そういう趣味のかたには、ぜひぜひエリック・ロメール、オススメです。
 コジマがよく行っているTSUTAYAには「パリのランデブー」と「夏物語」しか置いてなくてね、あとは「海辺のポーリーヌ」と「冬物語」はそれぞれ置いてある店を近所に見つけたのだけど、それ一本のために入会するのもなんだかなーなんて思ってしまってまだ気後れしてるんだ。ぜんぶまとめて置いてあるビデオ屋があれば、そこに入会するんだけどなー。

 なんかエリック・ロメール、新作公開されるらしいな。テレビでちょっとやってた。タイトルがちょっと甘めだったからなんつってたのか忘れちゃったけど。でもぼくはどちらかというとエリック・ロメールはビデオで観たいな(笑)。


 最近のコジマは、毎日マリン・ガールズばっかり聴いています。EBTGの前身、どシロウト時代のトレイシー・ソーンがやっていたグループ。EBTGが好きだったころに買ったCDなんだけど、買った当時はあまり聴かなかった。いまになってすごく気に入っています。こういう世界が好き。
 エリック・ロメールもそうだけど、なにかと手作りっぽいものがぼくは好きみたいなんだな。


 おっとっと‥。

 うえの文章書いたあと、ちょっくら散歩に行ってきたんだけど、ついでに本屋に寄ってみたら、エリック・ロメールの短編集をみつけてしまった。「六つの本心の話」(早川書房刊、細川 晋訳)。こんな本が出ていたのか。なんかシンクロニシティーだぞ。そりゃ買うしかないでしょ。
 しかし、なんで近所のビデオ屋はロメールそろえてくれないのかなー‥‥。


もどっちゃう?

11月29日(日)

はー‥。


 どうも年末近づいてきて、毎日ばたばたしてます。最近更新してませんでした。 このコーナーを読みにきてくださってるお客さんには申し訳ない。やっぱここは当てにならないコーナーですねえ。
 毎年そうなんだけど、年末近いと仕事のスケジュールがややこしくなってきます。「年末調整」とかみんないってるんだけど、まあ、印刷屋さんとか編集さんとか書店さんとかのお正月休みの関係で、締切りが繰り上がったりして大忙しになってしまうときのことだと思うんだけど。
 そういえば、「師走」っていうのは師も走るくらい忙しい月っていう意味だって、小学校で習ったっけ。当時はそれは昔話だと思ってたんだがな。いまでもそうなんだなー‥。


 11月の出来事。

 獅子座流星群、とてもとても期待してたんだけど、深夜にベランダにでて空をみてたら、ぼくにみえたのは見当違いの方向から流れた星のカケラがひとつだけ。これ、流星群のなかのひとつぶなんでしょうか。その後もなんどか空を見上げてみたものの、結局それしかみられませんでした。
 ハレー彗星のときもそうだったけど、やっぱりがっかり。さっぱりばっかり。びっくりしゃっくり。もっこりでっぱり。でも、こんどの獅子座流星群は、しっかり準備してどこか星のきれいなところに行ってみたひとたちにはそれなりにみえたみたいで、そういう意味では準備を怠ったじぶんが悪いともいえる。獅子座に文句いってもしょうがないな。そうだろ獅子座。

 んー、その他には、津田塾女子大学(コジマのうちから歩いて5分)の文化祭に近所の人形作家のranchan誘ってちょっと行ってみたんだけど、後夜祭の終わりかけた頃だったから、イマイチだったな。でも男のぼくは、あそこには年にいっかいしか入れないから、ここぞとばかり校舎のなかとかいろいろ歩いてみた。そういえば、昔は桜の季節にも一般のひとが入れた。子供の頃、津田塾大のなかで花見した思い出がある。

 そういえば、ぼくが小学生の頃の思い出なんだけど、津田塾の文化祭にオシノビで野口五郎が来たハナシ知ってる? 当時トップアイドルだった野口五郎が津田塾大のなかを歩いていたってんで、祭のさなか学生たちも子供たちも大騒ぎになってしまったの。でも結局だれも野口五郎に会ってないので、なーんだデマだったのかーっていうことで、そのことは一件落着してしまった。
 でもね、ぼくは本当のことを知っている。ふっふっふっ‥‥。
 だけどね、このハナシはとっておきだから、いまは書かないのだ。数年まえに某少女まんが家の先生に電話でこのハナシしたら、思わず鼻を鳴らして大笑いされちゃったので、ここでいい加減な気持ちで書いてしまっては勿体ない。面白いんだぞー。

 それから11月の始めはウェブデザイナーのみずみず先生とエッチまんが家の左ト丸♂先生に連れられて、渋谷でデパートメントHというイベントに遊びに行ってきました。
 このイベントに行くのは3回目。日頃のぼくは武蔵野の雑木林のなかを散策してるばかりで、時代の流れとも無縁な生活してるんだけど、そればっかじゃ悲しいなあと、なんか若者が集まるようなクラブイベントなんかにも行ってみたいなーということをぶつぶつ言ってた時期があるんですが、それでこのデパートメントHというイベントに連れて行ってもらったわけです。ぼくとしては、DJがレコードまわしたり、オシャレな女の子が踊っていたりするようなクラブイベントを想像していたんだけど、行ってみたらデパHは、SMショーとかキャットファイトとかドラッグクイーンショーとか、そういうのが中心で徹夜でやるの。お客さんもみんなコスプレしてるの。ドラッグクイーンの大集会なの。ロッキーホラーショーみたいなの。びっくりしたなー。
 それで、11月のデパHは男性ストリップ(メイル・ストリップ)特集でした。こういうのあんまりみたことなかったけど、男の裸って笑えるなーって思った。女のひとの裸はみていてうっとりしてしまうのだけど、わーいってばか騒ぎするなら男性ストリップも悪くないって思った。妙に盛り上がる。左ト丸♂先生といっしょにかぶりつきでみてきました。
 その日の左ト丸♂先生は、単行本「SMパラダイス 結んで開いて」(ぶんか社発行、SMの女王様&ライター、立花マリちゃんのカラーグラビアまんが付き!)のPRのため、顔じゅう絆創膏ぺたぺたの怪人的コスプレで登場。コジマはコスプレはしないのですが、ドラえもんの絆創膏ひとつおすそ分けいただいて、左手にひっそり貼らせていただきました。
 コスプレといえば(ぼくはちゃんとご挨拶してないので名前は出さないけれど)毎月デパHにやってくるPさん(♂)のコスプレはなんだかとても格好がいい。光る人工おっぱいつけてらっしゃる。スイッチ入れると赤いレーザー光線が出て、地面に星のシルエットが写るんです。あれいいなー。Pさんはぼくのことはたぶん知らないと思うんだけど、お会いするたびにその御利益ありそうな人工おっぱいに触らせていただいてます。でもこないだは右のおっぱいの光り具合が悪くって、乳癌かなーなんていってらした。
 昔読んだジョン・ヴァーリーの「へびつかい座ホットライン」だったかな、あの小説のなかに、冥王星で光る人工こう丸を埋め込んでいるひとというのが出てきた。こう丸を光らせて歩いていることで、生殖能力がないことをPRして女性をくどくらしいのだけど、そういうのってオシャレで格好いいなーと思う。Pさんの光る人工おっぱいに対抗するには、やっぱ光る人工こう丸でしょうか。欲しいなー、ぼくのも光らせてみたい。

 なんか今日はへんなハナシばっかだな。

 まあ、今月はそんなかんじでした。後半は忙しくて部屋こもりっぱなし。12月もそんなかんじかも。
 そんじゃまたね。


もどりましょうか。