★  6月のもくじ  ★

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6月9日(水)


6月21日(月)
6月25日(金)
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99年6月9日(水)

ごぶさたしてます。

 先月からぼくが入っているアサヒネットが150時間まで基本料金でできるようになったからね、たくさんネット・サーフィンができるぞって喜んでいたんです。電話もすでにテレホーダイにしているから、深夜つなげっぱなしでもほぼ大丈夫なくらい。平均して一日5時間つないでも基本料金でオッケー。いままで重くて観られなかったページなんかも、時間をかけてじっくり探索できるぞってわくわくだったんですよね。
 でもね、そうやって最初のころ、毎晩長時間インターネットをやっていたら、うちのマックがすんごく調子悪くなってしまった。あったりまえのことなんだけど、接続している時間が長くなったってことは、ネットサーフィン苦手なうちのマックにとっては苦痛が増えたってことで、当然一晩のうちにフリーズする回数も激増したってことなんですよね。うっかりしてたなー、ぬか喜びだったよ。インターネット要注意のコジマックなんですから。
 でもまあそうはいっても、まえよりネットにつないでいる時間はすこし増えましてね。無理のなさそうなホームページなら余裕を持って観られるようになったのは事実。気分的にも急がなくて済むようになりました。
 それで最近のぼくがとにかく気にいっちゃってよくやるのは、ネットにつないだままトイレに行くっていうこと。これ、まえから憧れていたんだけど、150時間基本料金になって、ようやくできるようになりました。やってみるとこれがなんだかすごくリッチな気分なんですよ。ヘリコプターから札束ばらまいているようなかんじで、サイコーです。いまではネットにつないだまま、コーヒーだって入れに行っちゃいます。もはやコジマはハイソサエティー。
 そうそう、それでそのあと思いついたのが、ネットにつないだ状態のまま、煙草買いに行ってみようっていうこと。これをやったら王様級のリッチな無駄使い気分にひたれるにちがいないって思うでしょ、うっしっし。だけど、こればっかりは構想倒れ。なんでかっていうと、テレホーダイ開始時刻の夜の11時になると、煙草の自動販売機が全部使えなくなってしまうんです。はい、ここでドラムロール、ドカドカジャジャーン。オチがつきましたよね。つぎに行きましょう。

 最近うちの機械類の不調がとっても気になってんです。マックのこともそうなんですけど、そのほかにもいまビデオデッキが壊れていて、レンタル・ビデオ借りてきて観るなんてことができません。この状態はちょっと寂しい、ふてくされ気味。
 そんで、ちょっと景気つけようと、レンタルCD借りてきました。ここ数年のぼくは邦楽はたいていレンタルで済ましてしまう主義なんです。日本の流行ものの音楽CDって、なんだか値段も高いし、飽きるとほとんど聴かなくなってしまうのが多いから、だいたいはレンタルで充分。もちろんときどき買うこともあるけれど。
 で、借りてきたCDを当然録音するわけなんですが(いまは違法じゃないんだよね?)、そしたらうちのカセット・デッキも不調になっちゃった。4枚CD借りてきてさ、忙しいから一気に録音してさっさと返却しようと思っていたんだけど、左チャンネルの音がへんなんなっちゃったの。右は大丈夫なんだけど、なぜか左チャンネルの音が消えてしまったり、ひずんでしまったり。それが4枚ぜんぶ録音し終わってから気がついた。わーっ、もういっかいやりなおし。緊急調査の結果、録音バランスのつまみをくるくる動かすとなおったりすることもあるということが判明したので、なおしなおし録音しなおし。
 録音中、左チャンネルの音が消えてしまうという現象については、聴いていればすぐその場でわかるから、まだいいんだけど、左チャンネルの音がひずんでしまう現象が難しかった。カセット・デッキの不調によってひずんだのかと思って、あわてて録音しなおしたりすると、それがその曲の効果としてひずませてあったりするわけで、何回聴いてもひずんでるなー、おっかしいなーってことになるわけだ。
 もう途中からどうでもよくなっちゃいましたけどね。所詮はレンタル、執拗によい音にこだわるならちゃんとCD買えばいいわけだ。ケチればケチなものしか得られないのはあたりまえ、不足はあるまいの自業自得なんですから。
 シケた話はやめましょうね。

 こないだ、とあるパソ通フォーラムで、「まんがは娯楽か芸術か」っていうような議論を展開してらっしゃるかたがたをみつけまして、面白がって読んでいたのです。むずかしくてよくわかんなかったんですが印象としては、まんがは娯楽であって、芸術になる可能性はあるけれど、いまはほとんどないっていうような感じの結論でしめくくられていました。
 でも、これって、どうなんだろう。なんか芸術になる可能性もあるけれど、っていうような文章の組立て方が気になった。芸術になる可能性があるのだとすれば、芸術なんじゃないかしらん「正チャンの冒険」よりも昔から。可能性があるという言葉を使うことによって、可能性を摘んでいるような気がしてしまって、びびっちゃいました。
 「まんがと芸術」の問題はけっこうややこしい問題で、ぼくはときどき気になっちゃいます。このホームページ、ときどきプロフェッショナルのまんが家さんが遊びに来てくださっているようなので、そういうかたがたのまえで、こういう文章を書くのはちょいと気がひけてしまうのですがね。まんがは芸術ではないっと言い切るのがプロの職人まんが家のプライドだったりすることも多いですものね。芸術的でない安っぽさがまんがの魅力じゃーんっていうひともいっぱいいらっしゃるし、ぼくもそう思いますし‥‥。
 でもまあ、このハナシもやめましょうね。笑っちゃうから。

 なんか、ろくな話題がないですね。


 突然思い出したんだけどさ、これ、小学生のころのハナシね。たぶんぼくは5、6年生だったと思う。じぶんでもあのころのぼくはなんて天才だったんだろうって驚嘆せずにはいられないようなことなんですが、当時、ぼくは独学でうんこの栽培っていうのをやっていたんです。すごい!! 天才少年。
 ただ残念ながら、それはほんものの人間の排泄物ではありませんで、なにかっていいますと、チューブ入りのヤ◯トノリって有名な糊があるでしょ、あれなんです。あれをあるときとぐろまいた状態に出してみたんです。そんで、ぼくの机のうえでその形のまま数日ほっといたら表面が硬くなってきまして、いい感じのうんこのようになってきたんです。それでこれは面白いから色塗ってみようと思いまして、水彩絵の具で表面を茶色にしました。我ながら素敵なうんこができたなーと思ってまた数日ほっぽらかしていましたら、だんだん乾燥してきてしなびたうんこになってきたんです。こないだまでの生き生きとしたうんこの姿ではなくなってきた。さて、どうしよう。ここからがアインシュタインがライバル、まさに天才の出現です。
 その糊うんこは直径3センチくらいのととのった円い形をしていたから、調度サイズ的に筒型のフィルム・ケースにすっぽり入るくらいの大きさだったんです。だから、ぼくのやったことは、まずフィルム・ケースのしたにティッシュを詰めて、それにスポイトで充分に水をやりました。そしてその上に死にかけたうんこを座らせてフィルム・ケースのふたをしっかり閉めました。パチン。ああ、このかたちはまさに検便のようではありませんか、携帯するにもかっこいいぞーっ。
 それで、つぎの日その死にかけたうんこを入れたフィルムケースを開けてみたんです。そうしますと、なんと、驚くなかれ、うんこがケースのなかで大きく育っているではありませんか。なんて嬉しい奇蹟でしょう。ぼくはもうこのことをだまっていられなくなっちゃって、毎日まいにち学校に持っていって、ぼくの育てたうんこを友達にみせまくっていました。ぼくが世話すると育つうんこの可愛らしさに、みんながぼくのことをどう思っているかなんてこと、もう想像もできないくらい狂ってしまったんです。給食の時間も机のうえに置いて、毎日うんこをながめながら食事をしました。友達もさぞいい気分だろうと思って、友達の食事しているまえにもときどきぼくのうんこを置いてあげました。先生もさぞいい気分だろうと思って、先生の食事しているまえにもときどきうんこを置いてあげました。それはうんこの枯れる日まで毎日まいにち続いたんです。
 「けんちゃんはどうしてそんなことするのですかー」後日、学校に呼び出されたうちの親が、担任の先生にそう泣きつかれたらしいです。はて、どうしてなんでしょうかねえ。



99年6月21日(月)

たいした話題もありませんが。

 こんちは、コジマケンです。
 おかげさまで衛星経由フフノカノワの冒険は、6月15日をもって1周年を迎えました。それから、それとほぼ同時期にカウンタが10000を超えました。みなさまどうもありがとうございました。最近ますますのんびり更新ではありますが、またよろしくです。


 最近ビデオデッキが壊れているので、映画借りてきて観ることができないし、文章の本を読むのもあんまり気がすすまないので、いろいろまんが買ってきて読んでんです。10代のころのぼくはまんがのことけっこう詳しかったと思うんだけど、最近のまんがのことはよくわからない。ずいぶんながいことまんが離れしてたような気がするなあ。でもいろいろ買っているうちにまたすこし詳しくなったかも。
 こないだ、さそうあきらの「神童」っていうまんが全4冊を買ってきて読んでました。このまんがは朝日新聞主催の手塚治虫文化賞を受賞したってんで知ったんです。とっても面白かった。すごく好きだけど、感想うまく書けないなー。
 あと、望月峰太郎の「鮫肌男と桃尻女」。これいま映画になった関係で、表紙がカバーなしのバージョンで売ってて、それを買った。このまんがいまごろ読んでんなんて、オックレッテラー!! って言われそうだけど、これも面白かった。気にいったけど、感想うまく書けないや。
 あと、古本屋でしりあがり寿の「ヒゲのOL 薮内笹子」っていうのを買った。これ怖かった。好きだけど、うまい感想思いつかない。
 それからこれもオックレッテラー!! なんだけど、よしもとよしともっていうひとがかいた「青い車」っていうまんがも読んだ。短編集で、最初の表題作が良かった。しかし、これこそ感想の書きようがないようなまんが。
 あと、須藤真澄の「AQUARIUM」っていうまんが、これは復刻版なのかな、それ買ってきて読んだ。これもとてもとても気に入りました。
 内田春菊の「南くんの恋人」もこないだ初めて読んだ。これも良かったなー。
 小原慎司の「菫画報」は、このところお気に入りまんがで、ちょいちょい読み返してる本です。
 吉田戦車の「油断ちゃん」って、ともだちに勧められて読んだ。読んでみて、奴の勧めた理由がわかった。なるほどたしかにそうかもね。
 それから、安野モヨコの「パトロールQT」っていうの読んだら、これも面白かった。
 なんか、最近のぼくは感想書くのがすんげえ下手くそ。とくにまんがの感想って書くのむずかしいなあ。あ、それから、これは作者名なので敬称略すのが礼儀と思って、さんもくんもセンセーも付けてませんが了承くださいませね、関係者各位。

 そういえば、ちびまる子ちゃんの愛蔵版が出たのが気になるなー。あれちょっと欲しいなー。


 もうちょっとなんか書こうと思ってたけど、腹減ったからまたね。


99年6月25日(金)

6月のコジマケン

 最近夜中のネット・サーフィンで見つけて、よく遊びにいくのが 金田善裕さんのホームページ。とっても気にいってしまったのでメールでご挨拶したら、その日のデイリー・コラムからフフノカノワをリンク紹介してくださいました(6月24日のバックナンバーだよ)。サンキュー金田さん。こっちからも行ってみよう!!


 先日部屋の模様替えをしました。いままで、本棚のとりやすいところにCDとかカセットテープ、とりにくいところに仕事の資料雑誌類などがあったのですが、なんだかまんが家の姿勢としては、こういうのではいくらなんでもあべこべなんじゃないかなと、ようやく気がついたんです。それで、仕事の資料雑誌類をとりやすいところに移動して、CDやカセットテープがちょっと手をのばさないととれないところにまとめました。
 そんなふうにじぶんの部屋を微妙に変えると、生活の姿勢も微妙に変わるように思います。今回の模様替えによるじぶんのなかの大きな変化は、ビートルズが好きになったことでしょう。あの日からぼくは毎日ビートルズばっかり聴いています。
 こういう変化はきっと、CDを部屋の奥に引っ込めちゃったのが原因。数百枚のCDが手を伸ばさなければちょっと取りにくいところに移動してしまうと、マニアックにあれこれ出して聴くようなことも面倒になるので、とりあえずの基本名作ばかり繰り返し聴いてしまうようなことになるわけ。文学でいうなら突然夏目漱石に目覚めるようなものかなー違うかなー。ビートルズのCDはずいぶんまえにある程度買って持っていたのだけどね。


 昨日、仕事の帰り道、表参道をふらふらと歩いていたんです。あんまり寝てなかったので、ほんとにふらふらふらふら歩いていたんですよ。そしたら同潤会アパートのまえあたりで、なんか見覚えのあるグラム・ロック系少女まんがの絵が目に飛び込んできてね、あれれっなんだろうーって思ったら、まんが家のBelneさんがアパートのなかの画廊で、個展をやってらっしゃった。ご本人もいらしたので、ちょっとだけご挨拶してきたんだけど(以前同人誌関係のことですこしお世話になったものですから)、コジマは寝不足でろれつの回らない状態だったから、なんかへんなんなっちゃったかなー‥‥。
 そんで、そのときは忘れていたんだけど、帰りの電車のなかで突然思い出した。たしか数年前のことなんだけど、西武新宿のペペに入ったときも、やっぱりなんか見覚えのあるグラム・ロック系少女まんがの絵が目に入ってきてね、なんだろうって思ったら、まんが家のBelneさんの個展だったってことがあった。そんときもたしかちょこっとだけご挨拶して帰ったの覚えているのだけど‥‥。出不精のコジマが2度も偶然個展に巡り会わせるということは、Belneさんっていままでどれくらい個展やってらっしゃるのだろうかー‥‥。
 犬も歩けばBelneさんの個展にあたる。いやはや、パワフル、おそれいりました。(iMac買われたそうですが、万が一にもこのホームページをご覧になるようなことがありましたら、ハロー、書いちゃいましたですよん。)


もどりますか。