★  2月のもくじ  ★

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2月16日(火)
2月21日(日)
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99年2月16日(火)

 さっき、ヤフーからメールが来ました。いままでコジマは、たぶん10回くらいヤフーに登録申請出してたんだけど、ずーっとシカトされてたのでくさってたんだけど、ようやく載せていただけることになりました。嬉しい。どこのジャンルになるのかなー。
 ぼくはじぶんではまんが家のつもりだったんだけど、世の中そうは思ってくれないひとが多くてね、ヤフーに登録するときも、カテゴリのことでいつも迷ってた。オンラインコミックにしてみたり、個人ホームページにしてみたり、イラストレーターにしてみたり、まんが家にしてみたり、芸術と人文なんてぎょうぎょうしいとこにもチャレンジしてみた。でもずーっと載せてくれなかったから、はて、じぶんはナニモノなんだろなとますますわかんなくなってきていて、これでわかればいいんだけどな、客観的なぼくのカタガキ‥‥。
 というわけで、今後ヤフーから遊びにきてくれるお客さんもできるのかなー。よろしくー。


 

99年2月21日(日)

サンキュー。

 こんちは、コジマケンです。
 最近いただいたメールで、アドレスなくって返事が書けなかったことが何回かありました。コジマから返事の届いてないひと、そういうわけです。メールありがとうです。


 こないだ、ヤフーがコジマのこのホームページを載せてくれそうだっていうこと書いたでしょ。そんでそのつぎの日、ヤフーのページに行ってみたんです。新着情報のところ探したら、やった、載せてくれていました。どうもですヤフー。
 なんか、このホームページつくっていてぼくの場合、ずっとヤフーに載せてもらうのがおおきな目標のひとつだったんですよ。べつにヤフーに載ったからどうだっていうことでもないんだけど、ほかの検索サイトと違って、ヤフーはスタッフのひとが審査して、合格しないと載せてくれないってんでしょ。そんでインターネットでみんながいちばん利用しているのがたぶんヤフーだと思うわけ。このフフノカノワのホームページ始めたのが去年の6月なんだけど、そのときもヤフーに登録お願いしてみたんだけど、全然ダメでね、あーやっぱキビシイ世界なんだなーなんて思ったんです。そうしたら、やっぱ、じゃあ絶対ヤフーに載ったるでーなんて思うわけじゃない。だからこないだ、ようやくヤフーからメールが来たから喜んじゃって、ヤフーが載せてくれそうだーなんてこと、このホームページで嬉々として書いちまったわけよ。あーあ、まったく、なんで書いちまったんだろー‥‥。いや、べつに載せてくれたことには大感謝なんですけどね。べつに不満があるっていうんじゃないんだけどさ。
 くわしいことは知らないんだけど、ヤフーに登録申請するとき、的確なカテゴリを選ばないと載せてもらえないよっていうハナシをまえまえからよくきいてたんです。じぶんのホームページがどういう分野のものなのかっていうことをヤフーの分類方法に乗っ取ったかたちで把握できてなきゃたいがい載らずに無視されてしまうらしいの。
 で、最初コジマは、フフノカノワのホームページはぼくが個人が作ってるものだから、個人ホームページなのかなって思って、「エンターテイメント:個人」っていうカテゴリで申請してみたんだけど全然ダメでさ。でもあとでよくよく考えてみたら、このホームページはまんがのホームページだし、ぼくも仕事少ないなりにまんがもかいてるわけだから、やっぱ「エンターテイメント:コミック」っていうカテゴリのほうがふさわしいかもって思いなおして、そこに何回か登録申請してみたんです。「エンターテイメント:コミック」のカテゴリのなかの「オンラインコミック」とか「イラストレーション」とかに申請してみていたんです。月にいっかいくらい、ネットサーフィンついでにちょろっと申請書いてみたりしてたの。でもそれもやっぱ全然載せてくれなかった。こうなるとぼくもけっこうしつこい性格なんだ。
 まあそんなかんじに、いくらやってもダメみたいだったから、去年の終わりころか今年の始めころか、ものは試しだと思ってね、「芸術と人文:イラストレーション」のカテゴリにも申請してみたんです。でもこれもいくら待っていても返事こなかった。
 それで数週間まえのことなんだけど、はたと思い当たったのですよ、じぶんに最もふさわしいカテゴリが。そう、そういえばぼくは一応まんが家としてデビューしたのではなかったのだろうか。そしていまでもぼくはまんが家のつもりなのではなかったのだろうか。ヤフーのカテゴリのなかにも「エンターテイメント:コミック」をたどっていくと「まんが家」っていうカテゴリがある。いままでなぜか避けていたけど、このカテゴリこそ、本来のぼくにふさわしいものなのではないだろうかっ。ホームページをつくっているぼくの知り合い関係でもここに名を連ねているひとが多いようだし、きっとこここそぼくの真の居場所であるに違いない。あんまりいままでまんがの仕事をしてこなかったから遠慮していたのだけれど、この際堂々とワタシはまんが家ですと名乗ってしまってもよいのではないだろうかと。そうだ、これまでヤフーのスタッフがぼくのホームページを全然載せてくれていなかったのは、きっとぼくが心を決めて「ワタシはまんが家です。」と胸を張って名乗りを上げてくるのをずっと待っていてくれていたからなのではないだろうか、いやそうだ、きっとそうに違いない。ぼくはやっぱりまんが家だったんだ、ありがとうヤフーっ!!
 とまあ、そんな天啓を受けてヤフーの「エンターテイメント:コミック」からたどっていくところの「まんが家」のカテゴリに登録申請をしてみたんです。そしたらどうですか、ヤフーから、「36時間以内に掲載します」っていうメールが来たんですよ。やった、ついにぼくにもっともふさわしいカテゴリがみつかってヤフーも登録してくれることになったんだっ、とコジマケンひさびさの大喜びだったわけ。それで、こないだはそのことが嬉しくてうれしくてついつい、ヤフーに掲載されるまえに、このだらだら書きのコーナーにそのこと書いてしまったわけなんですよ。
 わかるでしょ、ぼくの言いたいこと‥‥。つまりさ、ぼくはてっきりこのフフノカノワのホームページが「まんが家」のページとして登録されるものと思ってしまったの。そして、これでやっとじぶんに最もふさわしいカテゴリにたどり着いたと同時に、じぶんの目指していた仕事の肩書きを名乗ってもよいと、ようやくまわりのひとたちも認めてくれたのだと信じ込んでしまったんですよ。
 だから予定としては、前回のだらだら書きは実は前フリで、今回のこのコーナーで、書くつもりだったの、デビュー10年目にしてようやくぼくをまんが家と思ってくれるひとたちが現われましたーって(笑)。
 で、結果なんですが、このフフノカノワのホームページ、ヤフーが登録してくださったのは、「芸術と人文:視覚芸術、ビジュアルアート:イラストレーション:イラストレーター:個人の作品集」というかんじにたどっていったところでした。ありゃりゃ。つまり、いままでコジマは「エンターテイメント:コミック」に登録したくて、ずっとずっとそこばかり狙っていたのだけど、ちょっとシャレで申請してみた「芸術と人文」のほうが通ってしまったってことになる。こういうのって、クラス変えで、希望していた友達がたくさんいるクラスに入れてもらえなくて、全然知らないひとたちばかりのところに入れられてしまったような感じ。ちょっと悲しい気分なのだ。
 まあ実際「エンターテイメント:コミック」をたどっていったところの奥底の「まんが家」のカテゴリに入れてもらえなかってということは、それほどショックではないのです。ぼくがあんまりまんがの仕事していないっていうのは事実ですからねえ。世間にまんが家と認めてもらうには、せめて単行本1冊くらいは出しておくとか、雑誌に連載持ってるとか、そういうことでもしてなきゃ無理だと思う。だからそれはそれでいいんです。
 でもぼくとしては、出来れば「エンターテイメント:コミック」のなかのどこかに入りたかったなあ。ぼくのやっていることは、芸術であるよりもまえに、まずはまんがでありたい。これはぼくのワガママなのかしらん。

 ぼくはじぶんでは、じぶんの絵柄は、とてもとてもマンガチックな絵柄だと思っているのだけど、世の中そう思ってくれるひとが案外少ないのかもしれない。これがぼくには不思議でフシギでしょうがないのだがなあ。ぼくのかいた数少ないまんがも、じぶんではとてもマンガチックなものを目指していたつもりなんだけど、そう考えてくれるひとがあんまりいらっしゃらないみたいで‥‥。
 どうも世の中の大多数のひとが考えているまんがと、ぼくが考えているまんがとは、共通するところが少ないのだろうか。いままでも現代のまんがの状況とじぶんがかいてるものとは、どっかズレがあんのかもしれないなあと、ときどき気にはなっていたのですが、またあらためてそういう問題を意識してしまった一件でした。
 まあいいや、とりあえずはヤフーに載っけてもらえることができたんだから、それはそれでめでたしめでたしなんだよな。嬉しい。

 でも、考えてみたらこのホームページ、いい加減な自己紹介のページしかないですしね、そこでもたしか、じぶんのことはイラストレーターと名乗っていたっけ。そういう態度が良くないのかもなあ。ヤフーのひともそれじゃ困っちゃうだろうなあ‥‥。
 仕事でどこかに電話するときもついつい「イラストレーターのコジマですがー‥」なんて言ってしまうからなあ。今後は「まんが家のコジマでーす。」って言うようにしようかなあ。まんが家と名乗るのは、畏れ多い気がして躊躇してしまうのだが、そんな小心者やっててもトクすることはあんまりなさそうだ。小心者だから、トクすると罪悪感に駆られてしまうのかもよ。こりゃいかん。

 というようなこと、いろいろ考えていてね。だから近いうちに正式な自己紹介ページでもつくろうかなーと思ってるんです。肩書きはやっぱ、「まんが家」にするの。もう意地でも「まんが家」と名乗ることにしてしまう。それで、いろいろ経歴なんかもハッタリ込みのちゃんとしたものを作って、今後自己紹介文が必要なときにはここから引用してもらえるような正式な履歴書みたいなのを作ってしまおうと思うんですよ。
 まんが家っていう仕事はコジマにとって、すごくアコガレのものなのだけど、同時に生半可な気持ちではできないスゴイお仕事なのだっていうイメージがあるんです。「ぼくはまんが家です」と名乗るなんて、ぼくにはすごく勇気のいることでしてね。それこそ重箱のスミから飛び降りるくらいの気持ちがないとできない。でもやっぱ、そろそろそれくらいのことやる時期に来ているのかもしれないなあ。
 そんなわけでコジマの肩書き、ちょっと背伸びして「まんが家」ってことにしてみようと思います。反対意見などございましたらメールいただけると嬉しいです。

 ではまた。


もどりますか。